〜 ニューヨーク編 〜

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飛行機雲(飛行機も)大好きなのだ!小さい時、パイロットになりたかったのです。
空高く飛んで行く飛行機を見ると自分も一緒にどっかに飛んで行きたくなる(苦笑)











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ある日突然、「飛行機に飛び乗って!」憧れのNYに!(笑)さすがに飛行機が好きだとはいえ12時間の長旅はつかれたび〜。映画を3本たっぷり見たり(その中の1本に字幕が出たのだけれど‥中国語でした(苦笑))映画の他に何故かトムペテイのライブを1時間に渡り放送。トムペテイのライブって曲と曲の間の話が長いのね‥長々とジョークを言うのだけれど‥もちろん分からず(苦笑)あと飛行ルートが北極圏回りとかで、TVに外気温度が表示されるのだけれど‥最低マイナス60度まで行きました。


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無事到着。さっそく入国審査です。JFKが新しくなってて、「 びっくりしたな牛〜」(参考までにこの古いギャグで笑った人は、かなりの年輩?)さっそく目に飛び込んで来たのは‥このロレックス型の時計!そのまんま(笑) それで、さっそく撮影開始して2枚撮ったら、どこからとも無くガードマンが現れて注意を受けた!どうやら撮影禁止?だとか‥そのガードマン氏の表情なんだけど、顔は微笑んでるが目が怖い(苦笑)僕の対応は当然「ok!ok!サンキュー! ノープロブエム〜!」とか何とか言ってた(笑)気のせいか‥僕の審査は他の人より厳しかったような気がする(苦笑)
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さて、マンハッタンに移動ですが‥今回はいつものリモ(リムジン)を止めて(‥見栄を張ってる自分が情けない‥)イエローキャブです。そこで面白い光景に出会った。 イエローキャブの乗り場に人の良さそうな黒人の人(何故かラッパーみたいな感じの服装で)が居て、お客さんの荷物を車のトランクまで一生懸命運んで(と言っても4〜5Mだけど)それでお客さんにチップなど貰うと「Oh! Thank you! 」 などと大騒ぎしてて‥日本人の荷物など何故か日本語で「Oh!オー!オモタイ!(実話)」 などと言って運んでる。 そこで僕も真面目に考えた。彼に幾らチップを渡すべきか?と。 そして、もうすぐ僕の番だと言う時に‥「制服着た太った黒人女性が現れた!」そしたら、彼はピューッと逃げた! そうなんです、臨時ニセ者お手伝い男だったのです(大笑) そして僕がイエローキャブに乗ったら‥その制服女性からチラシみたいの貰った。そこには日本語で‥「苦情、問い合わせなどは下記の所に電話してください 」と書いて有った。でも、臨時ニセ者お手伝い男‥なかなかいい感じだったよ(笑)
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この写真はマンハッタン島に入るトンネルの前あたりなんだけど‥
最初やたらでかいデイスプレイ 画面に目を奪われてていたのだが、ふと気が付くと、以前だったらこのあたりでツインタワーが見えて来る場所じゃなかっただろうか‥と。
9/11以降にでかい画面が設置されたかどうか知らないけど、記憶の中に有った建物が無く、まるで気を散らす?かのように忽然と新しい物体が現れた様に感じた。今回の滞在中も絶えず意識した。あんだけの事があったからね‥。















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さっそく夜のNYを「徘徊?」(笑)今回写真を撮ってて気が付いた事に僕のNYのイメージと言うのは、イエローキャブ、クライスラービル、地下鉄、ブロードウエイ、ジャズハウスetc,と意外とステレオタイプ思考だと言う事(苦笑) 自分の好きな事、興味の有る事がその人の行動原理になる事が多いよね、僕もそうだけど‥。誰でも言うけどNYは、あらゆるジャンルのエンターテイメントの集合場所?だものね。もちろん音楽も‥そして、ラテン音楽もね!
着いた夜にB.B.Kingが経営するライブハウスにビルブラフォード(ドラムの名手)のバンドがでてたので、さっそく見に行った。しかし、日本で何回か彼を見た時は(キングクリムゾンetc)超絶技法系?ドラムだったのですが(当然、参加しているバンドの音楽によるけど‥)今回は自分のバンドのせいか(ウッドベース、バイオリン、キーボードにシンプルセットのドラム)とにかく、リラックスして愉しそうにニコニコしながらジャズ、ブルース系の音楽を演奏してたのが意外だった。バンド名がBILL BRUFORD`S EARTHWORKSと言うのも納得かな‥。
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はい、この風景好きです、特に‥真ん中の女性のでっかい唇が‥。
このゴチャ混ぜの混沌とした脈絡の無いエネルギーは綺麗です。
大都市特有の変化の速さ。 HMVのでっかい店も出来たしトイザラスに至ってはビルの中に観覧車が有って、グルグル回ってるしファミリーの姿が以前より多くなった。 それと逆に「あやしい店」は本当に無くなった。  でも、実はちゃんと「あやしい店」は他の場所に存在するのですが‥。繁華街?から少し離れた場所で、その「あやしい店」の前でチラシを配ってた人は、ちゃんとNY市の許可をもらってるらしく?黄色のベストに「 NEW YORK CITY ウンタラカンタラ」と書いてあり(??)一見NY市の職員の人がチラシを配ってるのかと思ったので(???)思わずチラシをもらった(笑)
そのチラシには「man`s only ウンタラカンタラ $70〜ウンタラカンタ‥」と‥なので棄てないで記念に持ってます(笑)
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このビルの3段重ねのデイスプレイは実は動画で動く(写真で見ると分からないけど‥(笑))実に派手、綺麗なんだけど何かの宣伝の為に作ったのだろうけど、その動画の変化に見とれてた印象しか残って無いので、何の宣伝をしてたかぜんぜん覚えて無いのですよ(笑) ただ綺麗だったと言う以外は‥。
週末のマンハッタンはやたら人が多かったけど、ポリスマン、ポリスガール?もやたら多かった。NYの治安が良くなった原因の一つにジュリアーノ(元)市長が、NYの警官の数を以前の倍にしたら犯罪が半減したと‥NY在住の友達が言ってたけど、何だかあまりにも判りやすい話で‥話半分でその話を聞きました(苦笑)








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このオブジェはなんでもない普通のビルのもの、さりげないよね、これ。
オブジェと言えば、今回時間が無くて美術館関係に行けなかったけど‥
MOMAに初めて行った時に、僕の好きな「モネ」の「睡蓮の実物の絵」を見た 時には感激した。教科書とかで絵の寸法とか書いてあるじゃない?実物は、縦何メートル、横何メートルって‥でもでも、実際の絵の大きさを体感すると、モネの睡蓮って壁一面って感じ。それと絵に近づく事が出来るので、油絵の「重ね塗り手法?」も良く見れる。間近で見てると、何だか良く判らないけど(苦笑)少しずつ絵から離れて、有る距離になると、絵が急に「実体化?」するように感じた。 モネは空間を「実物大」で切り取りたかったのかも知れないと、その時感じた。





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さて、この写真はmanhattan LATIN MUSIC CENTERです。この写真だけじゃ何にもわから無いけど(苦笑)実は‥そうです!知る人ぞ知る?僕にとってはLATIN MUSIC の宝の山状態の店(LATIN音楽専門のCD,レコード、カセットテープ販売)なのです。
まあ、この写真はただのスナップですが‥そう、気が付きましたか?「情報付き」のスナップなのです。 この店のHPアドレスが書いてあるでしょ?是非、見に行って下さい、すごく「濃い」です(笑)。 写真の愉しみ方には色々有ると思うんだけど、旅の記念、何かにポイント(テーマ)を置いて撮る、ただのスナップetc、今回の「気ままな写真/NY編」は、本当に気軽に撮影しただけだけど‥中にはこうゆう「情報付き」写真も面白いか思って‥









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少しわかりずらいですが‥LATIN MUSIC CENTERのウインドウデイスプレイです。いや〜「濃い」です(笑)やっぱし見とれて(何に?)誰の宣伝してたか?覚えていません(苦笑)このパターンとは別に男の顔だけ、やっぱしこんな感じで反対側にデイスプレイしてあったんだけど‥芸術性を考え、こちらのパターンを乗せます(失笑) でも、ラテンの世界は奥深い‥。
HTVと言う24時間ラテン音楽を流してる放送局(番組)が有るんだけど(要するにMTVのラテン版)その中に流れてくるプロモーションビデオには黄金のパターンが有る。 わかりやすく言うと、アップテンポの曲は、とにかく楽しくやたら踊ってる、騒いでる、明るい。バラード曲は、やたら熱唱形で男の場合「絶対に流し目!→杉良太郎バージョン」をする!
この黄金2パターンで決まり!(笑) あと、ラテン界の若手で面白いのは、音はニューラテンなんだけど、ダンスが何故かヒップホップラップ系の振り付けでして、画面の音を消して、試しにヒップホップ系の音楽をあてて(かけて‥)みると、見事にダンスと調和する(笑)いやはや〜濃いです、ラテンの世界は!
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元々、アメリカ人は国旗が好き‥見たいなイメージを僕は持っているのですが、それにしても街のあちらこちらで見受けられました(一時よりは減ったとは言え‥)愛国心イコール国旗?見たいな単純な発想ではなく、あくまでもテロに対する意思表示なんだろうと実感したけど、思わず(何故か)映画「イージーライダー」を思い出してしまった。さて、この写真の建物はNY騎馬警官の馬舎です。当然この中には馬さんが居ました。写真では爽やか逆光シリーズ?ですが、実際には馬さんの‥例の‥臭いが‥結構強力でしたです。しかし、街で時々見かける騎馬警官の姿は実に凛々しくカッコいいのです!もしも自分が泥棒だったとして?今から泥棒を働こうとしているときに、騎馬警察を見たら、泥棒するの止めるでしょう(笑)(名付けて‥泥棒抑止騎馬警察官「馬付き」‥あまりにもくだらない事書いてるね‥すいません)あ、それとチャイナタウンに行くと、ちゃんと中国系のポリスマンが居ました(どうやら、ポリスマン系の話が良く?出てきますが、そんだけ今回印象度が高かったのでしょうか?)

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さて、NYに空母が居るの知ってました?この空母はUSS.INTREPIDです。(この空母も含めて回りが、SEA,AIR,SPACE.MUSEUMです。)1943年から74年までの31年間、途中で改装しながら実際の戦争(第二次世界大戦‥ゼロ戦の神風攻撃を受けた‥ベトナム戦争etc)で使用された「兵器」です。それがMUSEUMになっていて年間60万人もの人が訪れています。実感として、不思議な感覚‥。いくら古い軍艦とは言え、MUSEUM(博物館)にしてしまう感覚が。元々僕は飛行機や船など小さい時から好きだった。小さい時には良く模型でゼロ戦などを作り、ブ〜ンとか言って飛行機ごっこをやってた。でも、ある程度大きくなってからは、ちゃんと「兵器」として認識するようになった。10何年か前に横須賀に「その当時の現役の空母ミッドウエイ」を見に行き実際に乗り(停泊中だったけど‥)見学?した事が有る。同じような年代の設計なので、大きさ等、ほとんどイントレピッドと同じだったと思うが‥その時の空母を見た時の「印象」と今回はぜんぜん違う。当然「現役の兵器の凄味、実体感」とMUSEUMになって飾られてる?との根本的な差はあるけど‥。あまりにもアッケラカントしてて、なんか、上手に「オブラートに包み込まれた軍艦、MUSEUM」を見せられた‥と言う感じかな〜。本当の空母の姿は、4000〜5000人の乗り組み員が居て、攻撃機が80機位乗ってて、圧倒的な攻撃力「破壊力」を持った「軍艦」なんだけど‥。やっぱし、建国以来ずーっと軍隊が有って、ずーっとどっかの国と戦争をやってる国ならではのMUSEUMなのだね。年間60万人の人が「オブラートに包まれた兵器」を見物?して帰るのだよね。
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USS.INTREPID上から撮影した、軍艦とNYの街並み。しつこいけど不思議な風景(苦笑)考え方、物の見方を変えれば?NYを守ってる?ようにも見える風景だけど‥。突然、話は変わりますが、僕は高校生の時、報道写真家になりたいと思ってた(ロバート・キャパに憧れてね)そんでもって、高校を卒業したら写真専門学校に進み新聞社に入り世界中を回って、キャパのような報道写真家に‥と思ってたが、高校3年になり最後の進路決定を担任と話してる時にその話をしたら「ちゃんと大学出てないと新聞社には入れ無いぞ!」とか言われ、目が点になり、超あわてて受験する事に(笑)高校が日大の付属だったので当然、芸術学部の写真学科に‥しかし、受験するのは「自由」だが‥僕の高校生活と来たら‥あなた(笑)‥典型的な、いかに学校をサボルかに高校人生?を賭けてた位だから‥最悪(大笑)と言う事は‥無事落選‥。この後、スパッと写真(報道写真家)の世界をあきらめて音楽の世界に‥と、かっこいいことはぜんぜん無くて(笑)(その後、色々あって(苦笑)その結果音楽の世界に‥なんのこっちゃ?(笑))いやー「自分のポリシー!」と言う言葉はその頃、僕の辞書の中には無かったのだね(大笑‥トホホ)















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いや〜この日はとってもいい天気だったのです(写真見れば‥わかるか(笑))雲の配置?がいいです、好きです。自然相手の写真って、こうゆう偶然性を味方に出来ると自分の「思い描いた絵作り」に近くなる事が有る。でも、滅多に無いけど‥。
中学生の時に自動車ショー(車の写真をスナップしてた)の帰りに風景写真家のおじさんと仲良くなって、写真の事を色々と教えてもらったんだけど、印象に残る言葉に「ただ風景を撮すのでは無く‥自分の思い描いてる‥風景になるように、時には「待ったり」する事も必要、それに空を入れて撮る時には雲を入れると、より写真に広がりが出る‥etc」と‥。その当時は風景写真にあんまり興味が無かった。美しい写真を見ても、逆説的な言い方の「絵ハガキ写真見たい」的な感じで風景写真を捉えてた。
しかし何事も奥が深いもので‥ただ、写真を撮るから少しずつ工夫して撮るようになると、実は風景写真って本当に奥が深いのだよね。特にアンセル・アダムスのヨセミテ・シリーズを知ってから、まったく風景写真(自然写真)に対する考え方が変わった!特にアンセル・アダムスの白黒時代のヨセミテの写真は凄い!白黒写真の中に「色がいっぱい有る! 」って言う事に気づかされた。世界中のプロ・アマ問わず、風景写真(自然写真)を撮ってる人なら彼に影響を受けてるよね‥もちろん僕も‥。











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SEA,AIR,SPACE.MUSEUMの出入り口のそばのCold War Exhibit(第二次世界大戦後のアメリカとソビエトの冷戦時代の展示物) この写真はよく見ると凄い写真なのです。
まず、一番左に立ってる(目玉のイラスト付き?)モノリスみたいなのは「本物のベルリンの壁!」となりのスクリューは空母の。右から2番目の戦車はソ連のT62、ソ連を代表する戦車。いちばん右の戦車は確か第二次大戦の時に使用された重戦車。それで何より見て欲しいのは、偶然なんだけど、各展示物の前の人物達。スクリューの前には親子(多分‥姿、格好、立ち方までそっくりだから)戦車T62の前には‥乳母車に乗った赤ちゃんと親‥微笑ましいですが‥。もう一台の戦車の前にはカップル。
ここのMUSEUMシリーズ?写真コメントは、くどい?しつこい?のは自分でも自覚してるけど(苦笑)やっぱり僕にとっては不思議。平和だから、こうゆう風景が撮れたんだけど‥。特に注目して欲しいのは戦車T62の前の親子。最初はT62と親子だけアップにして切り取ってみんなに見てもらおうと思ったのだけれど、この場合は全体像を見てもらって、みんなに「何か」を感じてもらいたかったので。何故なら‥僕の記憶に間違いがなかったら、天安門事件の時、ある青年が広場に突入しようとしていた戦車の前に一人立ちはだかり!(とりあえず‥)戦車を止めた!映像、写真を覚えてる?その時の戦車とこのT62は同型なんだよね。時代、時間、場所は当然違うけど‥僕には「突然の違和感だった」
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アメリカ国旗のデカイのが描いてあるビルの前を走り抜ける大型観光バス。世界の観光地でも有るNYは、また全米中からの観光客が集まる所でもある、そんな当たり前の事に今回気がついたのは、ハドソンリバーまでの散歩の時。
ハドソンリバーを周遊する船の発着場所の側の路地に、全米中からのナンバープレートを付けたバスがたくさん止まってた。例えば、ミネソタ、ネバダetc,あらゆる州からのバスがいた。でもね、よく考えて見ると、すご〜く遠いところから来てるよね!普通に考えれば飛行機移動のが楽だと思うんだけど?!(それとも、バスだけ何かの都合でNYに来てたのかな?)
昔のアメリカ映画に良く出てきたテンガロンハットをかぶった若者がグレイハウンド(長距離バス)に田舎町から都会に向かって乗り込む、その若者(たいていの場合、主人公)は大きな夢や野望を心に、いだいて大都市(例えば、NYとか‥)に向かう、やたらバスは走る、そして何十時間後に摩天楼が見え始めやっと大都市に着く。そして、その若者のサクセスストーリーが始まる‥的な物語を思い出した。僕の場合のNYの移動の基本は、徒歩、地下鉄、タクシー、バスの順番かな‥でも、歩きが一番多いかな。意外な店も発見できるしね。あと、世界中で一番歩行者の歩くスピードが早いのがNYだって!
2番目は東京かな?でも、どこの都市でも街でも観光客は「のんびり歩いてる よね‥」足の長さに関係無く(苦笑)



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さて、「気ままな写真展」NY編も佳境に入って来ました(?)
今回の「突然ですが‥NY」の目的は、「Chico O`Farrill Afro Cuban Jazz Big Band」を見に行く事だったのです!(と、力が入る(笑))NYの名門JazzクラブのBIRD LANDまで、ひとっ飛びーと言う感じでした。現在、自分のソロアルバムの為に色々と準備中なのですが、以前から騒いでるように、自分にとってのラテンとは何ぞや?と言う命題を探求しとりますが、やはり、ラテンの原点でもある「マンボ」はどうしても探求しないといけない。そこで、ペレスプラードと並ぶマンボキングのChico O`Farrill(チコ・オファリルと僕の場合呼びます)を探す旅に行ったのです?
(正確には‥情報を入手して見にすっとんで行ったのですが(苦笑))

チコ・オファリルはキューバ音楽(マンボ)の伝説の作曲家、編曲家で自身はトランペッターだった(すでに、この世には居ませんが‥)。
しかし、チコの息子のチコ・アルトウーロ(ピアノ、指揮者)が現在も見事に親父の作り出した「音」を18人編成のビッグバンドでリアルに再現しているのです。
KEGANIファンク・ラテン・グルーブもやたら人数多かったけど(苦笑)、チコの方は伝統的なビックバンド。
編成が凄い、サックス5人、トロンボーン4人、トランペット4人、それにコンガ1人、ボンゴ1人、ドラム、ベース、ピアノそして指揮者(あれ?全部で19人(笑))と言うゴージャス(‥最近、叶姉妹って何してるのかな?‥)

それも、原曲のアレンジに結構忠実に演奏するので、これまた‥本当に豊かな音が鳴り響くのです。バンドメンバーの三分の二くらいが50才以上?って感じの「おやじ」バンドですが、これまたいい感じ。そして、なんと言っても凄いのは、マンボの早いリズムの曲だろうが、八分の六拍子の曲だろうが、とにかく「ゆったり」してる(ちょっと表現が難しいのですが‥ゆったりしてる(苦笑))曲中では当然ソロ回しになるのですが、各自の出す音の「太い」こと‥。特にバリトンサックスの人のソロは圧巻でした(ちなみに演奏シーンの写真は僕の友人のshinya watabe氏が撮影したもので、僕が見に行くちょっと前にチコ達の取材に行って、その時のプライベート写真を今回は借りました)
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あと、この「Chico O`Farril〜Band」のいい所は、当然譜面を見ながら演奏してるのですが、曲中のキメとかテンポチェンジになると、しっかり指揮者の合図と「動き」にピッタリ合わせて来る(当たり前と言えば当たり前だが‥)だから、曲のテンポも、そこで指揮者の「感じた、考えたタイム感覚」のキメになったりと曲のダイナミックな感じが強調又は協調される。
その割にはラフな場面もあって、指揮者が誰かのソロ演奏中に‥「次の曲は、これ!」とか次の曲の譜面をバンド連中に見せたり(苦笑)、最初のステージが始まった時には、サックスが4人で‥2曲位したら5人目のサックスが「どうも、どうも‥」って感じで来て「今、何やってんの?」って感じで隣のサックスの人に聞いてたり(笑)と、有る意味(?)肩に力が入って無いと言うかラフと言うか(苦笑)的な所は有るのだけれど、逆にそれが暖かい人間くさいステージになってたりと絶妙な所だったりする。

お客さんは、ちょっと年齢層が高めだったけどゆったり食事しながら熱心に聞いてましたが、隣に座ってたキューバ系の二組のカップルは、よく食べる、良く飲む、男性は女性に異常に気を遣う!で大変そう(笑)でも、見てるとおもしろかったけど‥。
あと、入り口近くのカウンターバーは喫煙OKとドリンクだけでも見れる(ステージは真横から見るようになるけど)そこは若い人が多かった。
「Chico O`Farrill Afro Cuban Jazz Big Band」を聞きながら見ながら「回顧的、趣味的 」じゃなくてのキューバ音楽(マンボ)の王道を堪能しました。僕もKEGANIのマンボを作りますね‥乞う御期待‥あれ?!‥(笑)
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この一見、しぶ派手?のバスは、NY CITYのテロ対策の移動指揮車(指令車)です。
実はぜんぜん知らなかったんだけど、滞在中にテロ情報が出てたらしく、この日は街が何となく騒がしかったし(特にポリスマンの顔が「まじ」だった)「何かあった のかな〜?」位にしか思ってなかったけど‥そしたら、このバスと遭遇したのです。
このバスの駐車してあった近くで「テロ対策会議?」をやってたみたい。
移動指揮車と言うのは文字通りどこにでも移動して行って指揮を執るわけだけど、NY市長の行く先には、このバスがペッタリと付いて回るんだろうね‥と言う事は、この バスの近所には市長が居ると言う事になるよね‥ある意味バレバレだよね?
市長の居場所が‥(余計な心配(苦笑))

話は変わりますが、NYの友達が言ってたけど、9/11以降なんとなく市民が「優しくなった‥みたいな感じがする」と‥。うーん、判るようで判らないのです、やっぱり住んで無いからね‥。でも、元々誰かとぶっかったりすると「アイム‥総理〜」とか言う人が多い‥(大変、失礼しました!)、でも、基本的には個人、個人の「資質」の問題ではないか?と僕は思うのです。その「ぶつかった」系の話ですが、日本に来てた外国人(最近、ラジオでは外人って言っちゃいけないのだよ、ちゃんと?外国人の人は‥と言うように指導?されるのだ)が話してたけど、日本の人は駅とか人がいっぱい居て混雑してる時とかに、結構ぶつかっても平気な顔して行ってしまう‥。最初その話を聞いた時「へぇ〜そんなもんかなぁ〜 」と思ったのだけれど、その後、その話は言ってる通りなのではと思うようになった。
確かにラッシュ時なんかは、みんな凄いよね(苦笑)そこで僕の提案だけど、もし人とぶつかったら、こう言わない?「アイム‥コイズミソーリージャナ〜イ!」‥テケ、テンテンテン、お後がよろしいようで‥(失礼しました!)
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NYには有名なホールや建物が多いけど、それぞれが歴史を持っていますよね。
ちょっと写真では判りにくいけど、左側の建物がラジオシティホールです。
ここで、全盛時代のアースウィンド&ファィヤーを見たことがある!(と、自慢(苦笑))いや〜今思い出してもカッコ良かった!20年前後の前の事なのに、昨日見てきたように思える(これって‥ヤバイ症状かも?)コンサートの終盤の盛り上がりの頃(だったと思う‥)に大がかりな「仕掛け」が有り、メンバーが何かピラミッドみたいなものに入るとそのピラミッドが大爆発!そして、ぜんぜん違う場所からメンバーが出てくる、まるで手品のように‥と、ここまで書いてきて不安になって来た‥自分の記憶に(笑)確かにアースを見たが、爆発手品?はメンバー登場時だったんではなかろうか?まあ、いいか(苦笑)

あと、何故か僕がNYに行くとコンサートとか何にもやってないマジソン・スクエァ・ガーデン。若い時にレッドツェッペリンが好きで、彼らの熱狂のライブ映画を撮影した場所がマジソンで‥と言う関係上?マジソンが大好きで‥。
その憧れの場所に初めて行ったのは、コンサートでは無く、楽器フェアだった。
一人で見に行ったんだけど(これも記憶が怪しいが‥)その時、体調が悪かったんだろうけど会場に着いたら、あらゆる音が耳に飛び込んで来て(当たり前だよね楽器フェアなんだから)急に目の前が暗くなって、あぶら汗が出て座り込んじゃったの。
原因は良く判らないけど、その当時僕は凄く色んな事に対して神経質、過敏になってたの、そのせいも有ったのかも知れない‥。それで、何か飲もうとして売店まで行って並ぶんだけど、やっぱり座り込んで進めない、その時に日本語が耳に飛び込んで来た。声の主はカップルだったんだけど‥そこで僕が「す、すいません‥何か‥ジュース買ってきてもらえますか?」と頼んだ、その時の僕の「顔色」はマッ青、マッ白又はケガニ色?だったんだろうね〜カップルの人は結構、薄気味悪がってたけど、ジュースを買って来てくれた!僕は「あ、あ、ありがとう‥」とか言って、やっと水分を飲めた。
そしてやっと落ち着いた。あの時のカップルの人達には本当に感謝してるのです。
多分、ジャンキーに見えたのかもね(苦笑)そう言えば、今回ジャンキーとかホームレスの姿をほとんど見かけなかったね‥。
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さて「突然ですが‥NY編?」も今回でラストです。(コメントも最初に比べると、だんだん長くなってたりして‥相変わらず「気ままに」書いて来ましたが‥)

何故、NYだったのか?確かにチコ・オファリル・ビッグバンドを見るのが主目的だったのですが、別な言い方をすると自分の頭の体操‥自分の頭に刺激(笑)‥と言うか‥自分にとって刺激の有る場所なら本来どこでもいいわけですが‥ロンドンでもスウェーデンでもモンゴルでも北極でもね?

NYは今回で4回目だったんですが、最初の時は1984年、LAに1ヶ月位居て(SASでRecをした時)最後の何日かOFFになり、そんでNYに3〜4日遊びに。
その時、リッツと言うライブハウスで、黒人ファンクバンドを観た(名前‥すっかり忘れた) 確か夜10時位に始まって筋肉モリモリのメンバーが出てきてオープニングの曲が始まったのだけれど、とにかく最初の15分位「スクリーミング!!」しか叫ばない(笑) そんでもって観客も「オー!イェイー!」とか「ワオー!」しか言わない!(苦笑) そのうちステージが佳境に入ると、客席から何か飛んで来る、何だろうと良く見ると‥スキャンティだった!いや〜感激(‥失礼)とにかく、そんな感じの大ファンク大会で‥終わったの午前2時位だったかな。何だかファンクを演奏するには体力がとにかく必要と妙に感心した事を覚えてる。

2回目は‥90年?前後に2泊3日で(笑)アミューズがミュージカルの「MOM I WANT SING」を日本に招聘する時に、何故か僕がプロモーションを手伝う一人としてNY現地の会場まで観に行った。 いや〜現地会場で観る「MOM〜」は凄かった!
何が凄いかと言うと特にお客さんが、もう一緒に歌う、踊る‥泣くの三点セット状態の喜怒哀楽100%全開バージョンで圧倒されまくり‥(笑)

そんでもって、3回目は98年に松田ヒロシ君と一緒にミュージカル&パフォーマンスの‥ブルーマン、ビーシャビーシャ、ストンプetc,連日連夜観に行った。そして、今回5月と言う感じ。随分おおげさに?自分なりの感想をとりとめもなく書いて来た(みなさん、僕の文章を解読する?のに苦労したでしょうけど(苦笑))

自分なりのNYと言うのが身近になってきた。 それは、どうゆう事かと言うと‥
自分が変化して来たのだと思う。最初はとにかく「憧れのNY」で「音楽の本場?etc」
から始まったのだが、今はもう少し自分にとって「現実」のNYになって来ている。
まず、遠い(距離的な意味だけじゃなく)と言う感覚が減り‥住んでみたいなぁ〜的な感覚から、いつかは住むぞ!的な発想の転換になったからかも。

物事なんでもそうだけど、例えば、「夢が実現出来たらいいなぁ〜 」と思ってると意外と実現しない事が多いと思うのね、でも「夢を実現するぞ!その為には、どうすればいいのか?」を考え実行するようになると、夢が実現する‥と僕は信じてる(そんな簡単じゃ無い事は十分理解してるけども‥)でも、信じてる。

多分、今の僕にとってのNYは自分を解体して、自分のidentityを再構築する為のフィルターではないか?と思う。
今回の写真に象徴されるような、シンボル→国旗?→自分のidentity?の持つ意味も含めて。

突然、今の話からズレて感じるだろうけど‥今、日本と韓国で行われてるWカップの熱狂の源は、自分達の国、自分のidentityの表面化と言ったら、言い過ぎ‥知ったかぶりだろうか? みんな日本と言う国に偶然産まれて日本語を話す単一民族だよね。
多かれ少なかれ学校?とかで、体験した事が有るかもしれないけど、国家を歌う歌わないとか、国旗を掲揚するとかしないとかで、問題になってるよね。

それが、スポーツ上でだけど、急に日の丸を振り、試合前には国家が流れる、それを歌うかどうかは個人の自由だが‥ブーイングは起きないよね?
先日、残念ながら日本チームは負けたけど、韓国は今日ベスト4として準決勝をドイツと戦うよね、凄い事だと思う、でも、みんな言わないけど「何となく複雑な気持ちも有るよね‥」 オリンピックもそうだけど、スポーツとしてのフィルターを通るときには、自分の事、自分の国を意識する。

僕自身のidentityを考える時、それは僕の場合、多分に自分の「音」の追求なのだと思う‥自分の音とは?音楽とは?自分の人生とは?
今回のNY行きの最大の目的は、そこだったと、今になって思う。

自分のホームページで好き勝手に書いてるけど(苦笑)また、機会があれば今回のような特別編?を「突然ですが‥ウンタラカンタラ〜」と書きたいと思います。

あ、追記として10年位前の話をひとつ‥
新聞のTV欄の深夜番組に「ソウル」と記載されてた、僕はずっーとワクワクしながら期待して眠い目をこすりながら、その「ソウル」番組を見た‥(もう、みなさん僕のパターンわかるよね?)そうです!その番組とは!韓国のソウル大特集だったのです(実話)‥‥最後の最後に、こんなオチでいいのでしょうか?(大笑)

では、またね!‥ウ〜マンボ!
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雲の絨毯


「気ままな〜NY?」の補足説明ですが‥NYに行く飛行機の中で、中国語字幕の映画を見たと書いたのですが、その映画は、6/15日から日本でも公開されてる、ニューヨークの恋人(KETE& LEOPOLD)でした!主演はメグ・ライアン(キュートです!)とヒュージャックマン(やたら英語の発音が上手(笑)) 日本での字幕も‥中国語なのかな?‥
(そんな訳ないでしょ!と影の声‥(苦笑))


おまけ

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おまけNY【01】


さて、「突然ですが‥」またNYです!(笑)正確には先日のNY編の「おまけ編?」ですが‥(実は元祖NY編が好評だった為に‥(笑)でも今回は短期短文連載です?)
実は98年12月に言った時の写真です。
夜景を「いやぁ〜憧れのNYの夜景!(苦笑)」とかなんとか言ってた時に、突然「パオーパオー」又は「ヒーホーヒーホー」‥?とサイレンが鳴り響き、いかにも映画の刑事ドラマに出てくるような大都市NYの夜だぞ〜と思わず感激した(あまりにも単細胞ですが‥(笑))NYFDの消防車がすっ飛んで行きました。
次の日に、さっそくNYFDの帽子を買いました(苦笑)
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おまけNY【02】


夜の街を徘徊してると、面白い愉しそうなディスプレィに出会う。
12月だったので、当然クリスマスが近いのでクリスマスを意識したディスプレィが多かった。  この店は閉まってたのですが、おもわず自分が、あたかも夜の街のスナップの名手だと「信じ込んで 」‥正確には「錯覚して‥」(笑)撮った写真です。
でも、その位の錯覚が無ければ、物事旨く進まないですよね‥と、言う事は僕の場合、その錯覚や勘違いだらけの人生だったのでしょうか?(何の話?)急に現在の自分を考えてしまうコメントになってしまった(苦笑)まあ、ここまで生きて来たからには「がんばるぞ!」と自分でも訳の分からないコメント(大笑)
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おまけNY【03】


これは夕食を食べに行った時のスナップ(確かイタリア料理だったかな)
町中、綺麗なディスプレィが、あちらこちらに‥。
この場所はTHIRD AVENUE の780あたりですが(写真のまんまのコメントですが(失笑))写真の真ん中に居る?黒いシルエットが僕です。両手でカメラを構えてるのが、わかりますか?‥買いたてのNYFDの帽子を逆被りして、目は真剣で‥写真を撮りながら「あ〜あ、お腹すいたなぁ〜 」とか「ナポリタンはあるのかなぁ〜」とか、ブツクサ言いながら‥‥
「天の声→黒いシルエットしか、わからない!っーの! 」→(苦笑)
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おまけNY【04】


JFKを離陸する直前の写真です。滑走路の案内指示照明が幻想的な世界を演出します。昼間の顔と夜の顔とでも申しましょうか?(いったい何の話?(苦笑))
しかし、さすがの飛行機大好き人間の僕も夜の離陸は少し心配になります。パイロットさんが離陸する滑走路までの「道?」を間違えないかなって‥でも、ナビがあるか‥と短絡的な発想(苦笑) そう言えば、翼にあるライト(ウイングライト・前を照らす)と基本的に構造が同じ物がコンサート照明でも使われてるの知ってました?その理由は、照明自体の軽さと明るさだって‥妙に納得。
しかし、この景色を飛行機の先頭で見たい!
昔の小田急ロマンスカー(先頭車両が展望室の)みたいな飛行機って無いよね(笑)







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おまけNY【05】


本邦初公開の日時証明?(記録)付き写真と機内食。
長いフライトになると夕食、スナック、朝食と3回くらい機内食が出てくる。これが、また愉しみでは有るけれど‥
基本的には飛行機会社の都合で?出てくるから‥いいようなわるいような感じ‥何故なら、あんまりお腹空いて無くても後でお腹空くと困るからちゃんと食べちゃったりして(苦笑)
ちゃんと食べた割にはフライト中はずっーと「おとなしく?」
座ってるから運動できないし‥だから、意外とお腹すかなかったりして。でも、また朝食が出てきたりしても、また、ちゃんと食べちゃったりして(苦笑)
いつも、飛行機に乗るとお腹いっぱい(苦笑)これって、僕だけかな〜?








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おまけNY【06】


この写真は僕大好きなのです。何故か?けっこう自分の思い描いてるNYイメージに近いからかも‥。いい感じなんだよね〜ビルの住人とか、どんな人達なんだろうか?とかイメージが広がり空想の世界に‥。
今、ふと思い出したのですが、何故かセントラルパークには正面入り口付近(正面入り口?いったい何処?(笑))まで行って中に入って無い、なんでだろう? 自分の中に何となく知ってると言う錯覚が有るからでしょうか?
それはどうゆう事かと言うと、今までにセントラルパークの映像(映画とかコンサートとかetc)を見た事が有る、それを見て「知ってるつもり‥」に、なってるのかもね‥。
意外と奥が深い話だったりして?(そんなわけない(苦笑))

さて、今回の「気ままな写真NYミニおまけ編 」も終わりです。
おかげさまで好評につき‥また次シリーズを企画中です。
それでは、またお会いしましょう?
ウ〜!マンボ!‥ウ〜!下北マンボズボン!‥???



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Photo by Hideyuki Nozawa
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